道場生の声
佐藤七海(選手クラス参加者) 中学3年生※H12年当時
私は小学4年生の時から選手クラスに通わせていただいています。
きっかけは、所属道場の先生が紹介してくださったことでした。その頃、私は支部内部試合だけでなく、外部の試合でも勝ちたいと思っていました。だから通わせていただくことになりました。
最初の頃は、強い人との組手やきつい稽古についていけるか不安で、毎回緊張していました。でも、強くなれるのを毎回感じられるところが好きで、毎回一生懸命取り組みました。
そして、一生懸命取り組んで得るものの素晴らしさを感じていました。これらは今も同じです。「一生懸命取り組んで得るものの素晴らしさ」選手クラスを通じ、私はこのことを学びました。
私の中で、これは試合にも生きていることです。得られるものを大切にし、稽古を積んでいきたいです。
一般部・壮年部 会社員(当時小学6年男子 2年女子道場生のお父様)
押忍。息子と2人 親子で南大沢道場にお世話になっております。
父親は脱メタボを、息子は強くなることを目標に空手を始めました。
週末の稽古は基本的に親子一緒に参加しています。日々の稽古では息子の一歩前を、身近なよき導き手となれるよう稽古に励んでいます。
息子も親子での稽古を嫌がることもなく稽古を楽しんでくれているようです。
空手を始めた当初、息子は集中力が無く、物覚えも悪かったので他の子と同じ稽古では身につかないと思い、稽古後の自主トレ時間に親子でその日に習った事の復習をすることにしました。
その甲斐あってか、最近では少しずつではありますが空手らしい所作ができるようになってきました。本当に指導員の方々には苦労をおかけしました。
このように父親として子供の成長の過程を間近に見ることができるというのは親子稽古ならではの楽しみです。子供が親離れをするまでのもうひと時の間はこのたのしみを満喫したいと思います。
最後に、父親の目標だった脱メタボは…結果がでるまでにはまだまだかかりそうです(ーдー;;
小学5年生男子 当時11歳
ぼくは幼稚園の年中から空手を始めました。
始めは小学生の先輩たちが強そうでこわく感じたけれど、やさしく話したり教えたりしてくれたので、本当にこわくなかったです。
今、幼年部の子といっしょに稽古をしていると、とても小さくて、自分もこんなに小さかったのかと、ふしぎな気持ちになる時もあります。
スパーリングでは自分の考えた作戦が成功すると、とてもうれしくなります。ミットを使った突きや蹴りの稽古で良い音がするとうれしくなって、もっと練習したくなります。
これからも空手をがんばっていきたいです。
一般部 40代 主婦
空手の動きは一見シンプルに見えます。しかし、実際にやってみると、余計な箇所に力が入っていたり、大切な箇所に力が入らなかったり、左右同じようにやっているつもりが全く違う動きになっていたり…無意識のうちに体についた悪いクセが、空手を通すとあっさりと白日の下にさらされてしまいます。
クセを直すのは大変ですが、意識を持って修正していくことによって次第に体の感覚がアップし、体が整っていくのを感じます。
この感覚は、空手を習っていなかったら感じることは無かったのかも?と思うことがあります。
体だけでなく心も同じで、心身ともに自分と向き合う機会に恵まれています。
研ぎ澄まされた動きに魅せられて、興味だけで入った空手の世界。今では私の一部になっているようです。
一般部 女子高校生
私は入門してからの4年間を通して、空手とは自分を見直し、振り返ることが大切なスポーツだということを強く感じました。
私は、中学1年生という比較的遅い時期から極真空手を習い始め、友人からの誘いを受け入門しました。
そして中学二年生のときに初めて選手クラスに参加しました。案の定、毎回難なくメニューをこなしていく選手達を前に憔悴しきるのが常でしたが、最後までやり抜くことで強い達成感を得ていました。
しかし、高校に入ってからは様々な黒帯の先輩方とさらに質の高い稽古を共にする機会を得ることが増え、自分にとって必要だったことや足りないことが次から次へと浮き彫りになりました。そこで初めて、空手の稽古は、組手や型の上達に必要なんだと心から理解することが出来ました。
今思えば、中学生時代の自分は稽古に食らいつき、がむしゃらにやり切ることが最終目標のようになっていて、空手を稽古するということの本質を見失っていたように思います。
勿論、苦しい稽古に一生懸命取り組むことはとても大切ですが、それ以上に組手や型では自分の頭で考えながら、自分の欠点を炙り出し次の成長に繋げることが必要不可欠と学びました。これは最近でもよく痛感することです。今後はこの気づきから更に強くなれるように、日々精進していきたいです。